2023年02月28日
外務省 海外安全ホームページが更新されましたのでご報告します。
・渡航地や渡航先での行動によって異なりますが、感染の可能性が最も高いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です。
・日本で発生していない、動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあり、注意が必要です。
・人から人に広がる感染力の強い麻しん(はしか)、風しん及びポリオ※が流行・発生している地域があることにも注意してください。
※ 麻しん(はしか)や風しん及びポリオは世界保健機関(WHO)が排除又は根絶を目指している病気に含まれています。
・麻しん(はしか)、中東呼吸器症候群(MERS)、サル痘及び新型コロナウイルス感染症についてはページ下部の「参考:麻しん(はしか)・中東呼吸器症候群(MERS)・サル痘・新型コロナウイルス感染症について」をご参照ください。
•これまでに自分が受けた予防接種について、母子手帳などで確認しましょう。
• 海外渡航に際し推奨されている予防接種で、まだ受けていないものがあれば、時間的な余裕をもって医師に予防接種の相談をするなど、適切な感染予防を心がけましょう。
• 定期の予防接種については、予防接種スケジュール(国立感染症研究所)を確認の上、年齢相応のものがすべて終了しているか、海外渡航前に必ず確認してください。
• お子様と海外にお出かけされる方へ:海外旅行における感染症予防のポイントを厚生労働省検疫所のイメージキャラクターである「クアラン」が説明しています。ご家族そろって御覧くだ さい。
渡航先で流行している感染症【FORTH】海外感染症発生情報、感染症トピックス(医療関係者向け)
• 渡航先の情報【FORTH】国・地域別情報
• 渡航前の準備【FORTH】お役立ち情報
• 渡航先での医療機関情報「世界の医療事情」【外務省】
• 最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報配信サービス「たびレジ」【外務省】への登録
【帰国時】
空港や港に設置されている検疫所では、渡航者の方を対象に健康相談を行っています。
帰国時に発熱、咳、発疹、下痢などの症状があったり、、具合が悪かったり、体調に不安がある場合や動物に咬まれた、蚊に刺されたなど渡航先での出来事で健康上心配なことがありましたら、お気軽に検疫官までご相談ください。
【帰宅後】
感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中又は帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。
その場合は、医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。
その他不安があれば、最寄りの保健所(保健所管轄区域案内【厚生労働省】)にお問い合わせください。
1.蚊やマダニなどが媒介する感染症
(1) マラリア
(2) デング熱、デング出血熱
(3) ジカウイルス感染症
(4) チクングニア熱
(5) 黄熱
(6) ウエストナイル熱・ウエストナイル脳炎
(7) ダニ媒介脳炎
2.動物からうつる感染症
(1) 鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)
(2) 狂犬病:イヌ、コウモリ、キツネ等多くの哺乳動物
(3) 中東呼吸器症候群(MERS:マーズ) :ヒトコブラクダ
3.その他、諸外国で注意すべき感染症
(1) 麻しん(はしか)
(2) 風しん
(3) ポリオ
(4) 新型コロナウイルス感染症
(5) サル痘